フローニンゲンMF堂安律(19)が、決勝点に絡むプレーを見せ、定位置奪取をアピールした。

 トウェンテ戦にトップ下で先発。後半6分、左サイドからのクロスを、ダイレクトで合わせた左足シュートから決勝点が生まれた。シュートは相手DFにブロックされたが、高く浮いたボールを詰めていたFWイドリッシが頭で決めて先制し、そのまま逃げ切った。「開幕戦よりかはるかに良かったです。やって楽しかった。ただ、点取れていればね、もっと評価は違ったと思うので。(自身のシュートから生まれた)1点目なんかも俺が決めておけば良かったと思います」と話した。

 21日のカップ戦で後半から途中出場し、わずか43秒でゴールを奪っていただけに「(カップ戦で)結果も出しましたし、流れも変えていた。先発が来るかなという予感はしていたので、その通りでした」。リーグ戦の出場は5試合ぶり。公式戦出場は中2日という状況にも、心の準備はできていたという。

 試合前に「真ん中がやりやすい」と話していた中で、希望通りのトップ下での起用。「もっとボールが入ってくれば、もっと楽しいと思いますけど、今日(24日)も守備が多かったですし、そういう意味では多くハードワークができました。やっぱり、日本の時よりも強度が高いので、交代する時には少し足がつりそうなところもあった。これを徐々に90分できるようにやっていきたい」と、課題も挙げつつ、笑みを交えて収穫を語った。