ドルトムントの日本代表MF香川真司(28)が9月30日、敵地でのアウクスブルク戦で1ゴールを挙げ、日本選手としてブンデスリーガ最多を更新する通算38得点目を挙げた。同20日のハンブルガーSV戦での1ゴールで、FW岡崎慎司がマインツなどで記録した通算37点に並んでいた。試合は2-1で勝ち、ドルトムントは首位を守った。

 香川はこの日はハンブルガーSV戦以来の先発。1-1で迎えた前半23分、FWヤルモレンコのパスに右足をダイレクトに合わせ、美しいループシュートを放った。ボールはGKの頭上を越え、ゴール左隅のネットを揺らす。今季リーグ戦2点目に投げキスのようなしぐさで声援に応えた。その後も積極的にゴールを狙い、外れはしたものの、前半終了間際にも決定的な場面があった。

 チームは開幕から無敗で首位に立つ。一方で、9月26日には欧州チャンピオンズリーグでRマドリードに1-3と完敗。香川の決勝ゴールによる勝利で、その嫌な流れを断ち切った。日本代表として臨むキリンチャレンジ杯に向け、弾みのつく得点ともなった。