チェルシーのスペイン代表MFセスク(30)は、アーセナルに在籍していた2004年のマンチェスター・ユナイテッド戦で、当時相手監督のファーガソン監督にピザを投げつけたことを認めたと、4日付の英メディアが報じた。

 アーセナルは敵地「オールドトラフォード」でマンチェスターUに0-2で破れ、無敗記録が49試合で途絶えた。当時17歳の若者だったセスクが、すでに名将の地位を確立していたファーガソン監督にピザを投げつけたのではないかと報じられ、この騒動を「バトル・オブ・ビュッフェ(ビュッフェの戦い)」と呼ばれていた。

 TV番組で司会者は「みんなのために、飛んだ(フライング)ピザの件を一段落させましょう。ピザを投げた犯人はあなたですか?」と単刀直入に質問。するとセスクは「そうだよ」とあっさり認めた。

 「(トンネルの方から)騒ぎが聞こえたんだ。何が起こったんだと思った。ピザを持って外で出たら、(同僚の)DFキャンベルとDFキーオン、(相手の)DFファーディナンド、みんながお互いを押し合っていた。中に入っていこうとしたんだけど、どうやって入っていけばいいのか分からなかった。だから、(ピザを)投げたんだ。そうしたら、(ファーガソン監督に)当たっていたんだ。そのつもりはなかったけね」と当時の様子を説明した。

 ピザがファーガソン元監督の顔に当たったらしく「ファーガソン監督に謝ったよ。そうするつもりは、本当になかったんだ」と謝罪したことを明かした。