W杯南米予選のアルゼンチン-ペルー戦は5日(日本時間今日6日午前8時半)にキックオフ。現在5位のアルゼンチンが正念場を迎える。同予選で4位まではW杯切符を獲得、5位は大陸間プレーオフに回る。アルゼンチンは4位ペルーと勝ち点で並ぶと同時に6位チリとは勝ち点1差で、残り2試合で6位転落の可能性がある。

 特に10日(同11日)の最終戦は15年10月の今予選初戦で0-2と敗れたエクアドルが相手。さらに標高約2800メートルでの敵地戦だ。3月に標高3600メートルでのボリビア戦で0-2と敗れたように、高地を苦手としている。ペルーに勝たないと、チリ、パラグアイ、エクアドルに逆転される可能性があるという崖っぷち状態なのだ。

 今予選のアルゼンチンは混迷を続けてきた。2年間でマルティーノ、バウサに続いてサンパオリが3人目の監督。バルセロナFWメッシやユベントスFWディバラらを擁しながら、16試合16得点と決定力不足も深刻だ。今回はマンチェスターCのFWアグエロが交通事故による負傷で招集できなかったのも痛い。ただ、メッシがゴールを挙げた4試合は全勝というのは好材料。バルサでは今季リーグ戦7戦11ゴールと絶好調のエースに期待がかかる。