ドイツ代表のヨアヒム・レーウ監督はW杯本番に向けて警戒していると、8日の独紙ビルトが報じた。

 既に予選突破は決めた。8日(日本時間9日未明)のアゼルバイジャン戦に勝てば、予選10戦10勝。レーウ監督は「そうすれば新記録。それを目標としなければ」と話す。

 しかし、レーウ監督はすでにロシアW杯を考えている。「予選の対戦相手は基準にならない。ここからテスト段階が始まる。ここから本当の仕事が始まる。トップに向けての戦いは非常に困難だ。他国は勝ち取るものがある一方で、我々だけが優勝国として何かを失うことがありうる。最も難しい大会となるだろう」と話していた。

 さらに「この4年間、世界のトップに立ち続けている。だが、達成したことに満足してしまってはそこからは下り坂しかない。(メンバーに入る)23人は大会に向けて最高レベルになければならない。毎秒、毎分トップパフォーマンスを出せるように。それができて初めてタイトルが可能になる。トップレベルの準備、トップレベルの選手、トップコンディションが必要だ。あらゆる障害を乗り越えていく意思を呼び起こさなければならない」と呼びかけた。

 プレー面について「プレー面でまだ手をつけなければならない点がある。あらゆる分野で改善が見られるようにハードに取り組まなければならない。世界王者としてつねに新しい道を探さなければ。変化がありながらも、オートマティズムがなければならない」とコメントしていた。