アトレチコ・マドリード(スペイン)がホームでローマ(イタリア)を2-0で破り、決勝トーナメント進出へ望みを残した。

 引き分け以下で突破の可能性が消えるAマドリードは前半を0-0で折り返したが、後半24分、FWコレアの折り返しをFWグリーズマンが鮮やかな左足のジャンピングボレーを決めて均衡を破った。さらに相手に退場者が出た直後の同40分、グリーズマンのスルーパスでFWガメイロが抜け出し、相手GKもかわして無人のゴールに右足で流し込んで勝負を決定付けた。

 Aマドリードは1勝3分け1敗で勝ち点を6とし、2位ローマに2差と迫った。12月5日の最終節ではすでに突破が決定しているチェルシー(イングランド)とアウェーで対戦する。ローマはホームですでに敗退が決定しているカラバフ(アゼルバイジャン)と対戦。

 全得点に絡んだグリーズマンは「最後まで自分たちは戦い続ける。今日、勝たなければいけないことは分かっていた。ゴールを決めることで自分はチームの力になる」と、最後まで諦めない姿勢を見せ、シメオネ監督は「今日の勝利はサポーターの応援から始まった。監督、フェルナンドトレス、グリーズマンのコール、それは誇りなこと。エネルギーを彼らは持ってきてくれたし、チームが前に進む力をくれた」とホームの大声援に感謝した。