アトレチコ・マドリードがフランス代表FWグリーズマンに接触するバルセロナをFIFAに告訴した。20日のスペイン紙アスが報じた。

 アトレチコはバルセロナの動きがスペインリーグ、スペイン国王杯の優勝を狙うチーム同士の競争力悪化、競争力に対する疑心を生むものだとしている。バルセロナ役員がデポルティボ戦後に「接触があったかもしれないし、シンパシーがあったかもしれない。それはクラブがいつもしている仕事」とのコメントしたことから告訴。また、カタルーニャ紙ムンド・デポルティーボはバルサのバルトメウ会長がグリーズマンに近い関係者とコンタクトを取ったと報道している。

 バルサはこれまでもサントスからルーカス・リマ、グレミオからアルトゥールへの非公式な接触から不満をもたれ、FIFAへの告訴話にまでなっている。FIFAの18-3条では契約のあるプロ選手とクラブがコンタクトを取るのであれば、選手と交渉を行う前に所属先のクラブに書類でその意図を伝えなければならないとしている。