DF長友佑都(31)が、月刊ガラタサライ誌のインタビューで、ガラタサライ移籍にはインテルミラノでチームメートだった元オランダ代表のスナイダーや現在J1神戸でプレーする元ドイツ代表のポドルスキらの助言が決め手だったことを明かしたと、13日付のトルコ紙ミリエットが報じた。

 インテルミラノからガラタサライへの移籍のキッカケについて長友は「ガラタサライは、とても大きなクラブの1つ。ここに来た理由の1つにも、このクラブが世界的にも豊かな歴史と功績を持つクラブとして魅力を感じました。もう1つの理由は、テリム監督の存在です。前々から名前は、知っていました。サッカー界では、知る人ぞ知る有名な方です。とてもいい監督ですし、人としてもとても尊敬しています。監督とは、イタリア語で会話をしています」と、クラブの歴史や監督の存在が移籍の決め手になったことを明かした。

 異国の地への移籍について「トルコにはやっぱり疑問がいくつかありました。サッカーの違いを学ぶことだけを目指していたわけではありません。言葉、文化、人々、すべてが違います。やっぱり不安だという気持ちがなかったと言えば、うそになります」と、多くの不安を抱えた移籍だったことを明かした。それでも「トルコにきて、すぐに頭の中の不安がすべて解決しました。監督をはじめ、ここにいるみんなが、率先して助けてくれました。1週間で自分のホームにいるのと同じ感覚になりました」と、新しい仲間に感謝を述べた。

 ガラタサライ移籍に関しては、インテルミラノで同僚だったスナイダーやポドルスキらに相談したという。「マンシーニ、メロ、スナイダー、アレックス・テレスと話しました。ポドルスキには、メッセージを送りましたね。みんなが口をそろえて、何も考えることはない、すばらしいチームだよ。ガラタサライは。イスタンブールも絶対気に入る。こんないい話はない。『絶対この話は受けるべきだ』といわれました」と、移籍の裏話を明かした。