エイバルＭＦ乾貴士（２９）が、ワールドカップ（Ｗ杯）ロシア大会で日本代表を指揮する西野朗監督への期待感を口にした。

　乾はＭＦ柴崎岳が所属するヘタフェとの試合後、「西野さんが日本人の良さを引き出せるようにと言ってくれていた。それは日本人の選手にとってうれしいこと。分かってくれる人が（監督に）なったっていうのは重要なことだと思いますし。協会はすごく難しい判断だったと思いますし、勇気がすごくいることだったと思うので。次は自分たちが応えなければいけないというふうに思っています」と発言。自らの代表入りもかかる中、新生日本代表への強い思いを口にした。

　また、エイバルからベティスへの移籍が報じられている中、乾は移籍についても「最後になる可能性はある」ときっぱり。メディアから「次のホーム戦がエイバルでの最後の試合になるか」と質問されるとこう話した。

　「もしそうなったとしてもアウェーチームとしてまた対戦できますし。どこかに移籍したとしても、またここに来ることはあるので。もちろんエイバルの選手として最後になる可能性はある。でもあまり変わらないですね。まずはチームのためにっていうのが一番なので。勝てるように」

　この日は柴崎の所属するヘタフェと対戦。柴崎、乾ともベンチ入りしたが、出場機会はなく、日本人対決は実現しなかった。試合はヘタフェが１－０でエイバルに勝利した。（山本孔一通信員）