日本代表FW武藤嘉紀(26)が2日、英国での労働許可証の取得が認められ、ブンデスリーガのマインツからプレミアリーグのニューカッスルに移籍が正式決定し、4年契約を結んだ。

 武藤はニューカッスルを通じ「僕はニューカッスルの選手になることが出来て、本当に幸せです。サポーターの前でプレーできる日が来ることを、楽しみにしています」と移籍決定を喜んだ。

 イングランド代表の歴史に残るストライカー、アラン・シアラー氏も所属した、プレミアリーグの名門への加入は、日本人選手としては初めて。武藤は「このようなビッグクラブに、最初に加入した日本人の選手になることが出来て、うれしい。良い結果を出すことを望んでいるし、それが僕がここに来た意味だと思う。ニューカッスルの歴史に残るようなパフォーマンスを披露したい」と意気込んだ。

 リバプールで欧州チャンピオンズリーグを制し、レアル・マドリードやインテル・ミラノも率いたラファエル・ベニテス監督は「武藤が我々の一員になったことを、本当にうれしく思う。彼をしっかりフォローするし、彼の力を新シーズンのチームの成長につなげて欲しい」と期待した。