国際サッカー連盟(FIFA)は、全世界で移籍市場の期間を共通にする計画があると、タイムズ紙電子版が報じた。

 プレミアリーグのクラブは今季、現地時間9日午後5時に移籍市場を閉幕する。18日に閉じるセリエA以外の欧州他リーグは8月31日まで獲得でき、他のリーグに比べてハンディキャップが生じることをなくすことを目的とするという。

 今季の移籍市場で、プレミアリーグのクラブが10日以降に主力選手を放出した場合、選手を補充できないというデメリットがある。

 この状況に対してFIFAのインファンティノ会長が、各国リーグの開幕戦前日に移籍市場を閉めるように提案した。この案では各リーグの開幕日が異なるため、均一な移籍期間とはならないが、欧州主要リーグの中でプレミアリーグがいち早く移籍市場を閉めることから、格差を減らすことにはつながると考えられているという。

 他の欧州主要リーグよりも開催日が早いプレミアリーグにとって移籍市場の期間は変わらないが、FIFAの計画が来季から導入された場合、他のリーグの移籍市場が閉幕するまでの待ち時間は減ることになる。