サッカーのドイツ1部リーグ、ニュルンベルクがベルギー1部のヘントから久保裕也(24)を獲得する見通しになったと17日、ドイツの大衆紙ビルトなど複数のメディアが報じた。ニュルンベルクは昨季ドイツ2部で2位となり、今季1部に昇格した。

 山口県出身の久保は、17歳のときにJリーグの京都でプロデビュー。13年夏からヤングボーイズ(スイス)でプレーし、17年1月にヘント入りした。日本代表では国際Aマッチ13試合に出場して2得点。ワールドカップ・ロシア大会は惜しくも代表入りを逃していた。

 海外生活5年目となる今季開幕前の6月には、同郷山口出身の一般女性と結婚。最大のサポーターとの新婚生活をスタートさせ「1人の時に比べると食事の面とかはやっぱり助かります」と心機一転の活躍を誓っていた。

 しかし、今季は開幕から2戦連続でスタメン出場を果たすも、そこから徐々に出場機会を失っていた。16日の欧州リーグ予選3回戦ヤギエロニア・ビャウィストク戦でもベンチ入りしたものの出番はなく「今はどこのポジションでも僕は3番手みたいな感じなんです。そこを変えるしかないかなと思います。自分で」と心境を明かしていた。