約4年ぶりにイタリア代表に復帰したフランス1部ニースFWマリオ・バロテリ(28)は、体重オーバーで同国代表のマンチーニ監督から注意されたと、9日付の伊紙ラ・レプッブリカが報じた。

バロテリは、欧州ネーションズリーグ初戦のポーランド戦の前に、足を引きながら歩いていたが、マンチーニ監督に先発として60分程度は出場したいと直談判していたという。予定通り、後半17分までプレーしたが得点を奪えず。試合後はファンにあいさつをすることもなく、スタジアムを後にした。

オフの間に練習を怠った。ベスト体重は88キロだが、100キロ近くになって戻ってきたという。この怠慢にマンチーニ監督は「何キロかって。8グラムだろうね」と皮肉を込めたジョークでバロテリを突き放した。体調管理を重視する監督なだけに、叱られたことは間違いないと報じた。

試合後、マンチーニ監督は「ポーランドの右サイドにボールが入って、スペースができたところを、バロテリが仕掛けなければならなかった。状態が良くないことはわかっていた。50分の(走れる)足しか持っていなかったからね」と不満を漏らした。