22日のニュルンベルク-ハノーバー戦で、触っただけでレッドカードというシーンがあったと、23日の独紙ビルトが報じた。

同紙によると、前半27分すぎにニュルンベルクFWミシジャンがフリーでゴール前にボールを持ち込み、ハノーバーDFアルボルノツが追いついて右手でわずかに相手の右肩に触った。するとミシジャンはその場で倒れこみ、手で顔を覆った。主審はプレーを続行させたが、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の連絡を受けてモニターを確認、その後アルボルノツにレッドカードを提示したという。

試合後、ハノーバーFWフュルクルークは「僕だったら倒れないね。たぶんゴールを決める自信がないから倒れたんじゃないかな」と不満をぶちまけた。ブライテンライター監督は「我々の側からすればレッドカードではない。主審もそう見ていたはずだ。ひどいミスジャッジでもないのに、なぜビデオ審判がそこで介入してきたのか」とコメントしていた。

ニュルンベルクのケルナー監督は「私はビデオ判定のファンではない」。試合は2-0でニュルンベルクが勝ったが、ハノーバーの主将アントンは「審判のせいで負けたわけではない」と話した。