長谷部誠のフランクフルトはラツィオを4-1で下した。相手に退場者が2人出たこともあって、危なげなかった。長谷部は3バックの中央でフル出場した。

5日の独紙ビルトによると、試合後にヒュッター監督は全選手をピッチに集め、MFルーカス・トッロの兄弟が亡くなったことを報告したという。

トッロは試合前日にこの知らせを聞いたが、試合に出たかったため監督と首脳陣にだけ知らせ、チームメートには黙っていた。ヒュッター監督は「本当に大丈夫かと尋ね、彼自身の選択に任せることにした。プレーがしたいと言ってきた。彼のプレーは別の視点からみられるものとなった」と明かした。ボビッチ代表取締役は「ルーカスにプレーするかどうかを任せた。彼の今日のプレーは本当に素晴らしかった」と話した。

フル出場したトッロは試合後、涙を流した。1日からからフランクフルトに滞在予定だった両親は不慮の知らせにスペインへと戻っていた。死因については知らされていない。トッロも帰郷して数日間は家族とともに過ごすことになり、7日のホッフェンハイム戦は欠場するという。