バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)が2-0でAEKアテネ(ギリシャ)を下した。前半31分と後半26分にFWレバンドフスキがゴールを決めた。

Bミュンヘンは勝ち点10でE組首位、アヤックス(オランダ)が同8で続き、同4の3位にベンフィカ(ポルトガル)、AEKアテネは勝ち点なしで1次リーグ敗退が決まった。

試合開始からボールを支配するのはBミュンヘンだったが、集中して守備をする相手を攻めあぐねた。ボールを持ってから味方を探す時間が長く、相手のプレスに引っかかってしまう。しばらくはアテネの方がいいゲームメークをし、前半12分には不用意にボールに食いついたアラバの裏を取り、右サイドからチャンスを演出。Bミュンヘンは同10分にキミヒのクロスからゴレツカがヘディングで合わせたシーン以外は見せ場はなく、スタジアムにもアテネのファンの大声援だけが響いた。

それでも先制点を挙げたのはBミュンヘンだった。CKからレバンドフスキが相手DFに倒されたという判定でPKを獲得。これをレバンドフスキが右足で冷静に決めた。ここから少しリズムをつかむ。ミュラーの位置を1つ上げてトップ下に配置し、4-2-3-1に変更、攻守のバランスが改善された。

後半26分、キミヒの左CKをDFがヘディングでそらしたボールをファーサイドでレバンドフスキが右足で流し込んで追加点を決めた。後半のアテネは攻撃らしい攻撃をすることができず、Bミュンヘンが危なげなく勝ちきった。

レバンドフスキはこの試合が欧州カップ戦通算100試合目、メモリアルゲームで2得点の活躍で飾った。(中野吉之伴通信員)