オーストリア1部ザルツブルクに所属する日本代表FW南野拓実(23)は、欧州リーグのローゼンボリ(ノルウェー)戦でハットトリックを達成し、同クラブ公式戦通算50得点に到達し、試合後に流ちょうなドイツ語で喜びを語ったと、9日付の地元メディア「ザルツブルガーナッハリヒテン」が報じた。

ザルツブルク加入後、自身2度目となるハットトリックの大活躍でローゼ監督を喜ばせた。最初のハットトリックは17年2月のリードとのリーグ戦。今季は先発と途中出場を繰り返して不動のレギュラーではなかったが、直近の公式戦4試合ではすべて先発し、ローゼ監督の信頼も増している。南野の先発起用についてローゼ監督は「調子が良かったので、起用し、公平さを与える必要があった」とコメント。結果については「彼がこのような形でしっかりと結果を残してくれてうれしい。ものすごくよかった」とべた褒めした。

南野はハットトリックの他にもオウンゴールを誘発し、4点に絡んだ。試合後はドイツ語で「すごくうれしい。今日はザルツブルクに来てベストの日になった」と喜んだ。また、欧州ではハットトリックをした選手は、チームメート全員のサインを入れた試合球を持ち帰る習慣があり、南野も試合ボールをカバンに詰めてお持ち帰り。置く場所については「多分テレビの横かな」と笑顔で明かした。

日本代表でも絶好調の南野は初めての海外移籍となったザルツブルクでの公式戦通算152試合に出場し、節目の50ゴールに到達した。自身も「もっとゴールを決めることもできた」と喜びながらもさらなる高みを口にした。