ハノーバーは9日、ウォルフスブルクに2-1で勝利し、10月30日ドイツ杯で0-2と敗れたリベンジを果たした。10日の独紙ビルトによると、ブライテンライター監督はその時の先発から7選手を変更。両サイドにスピードのあるマイナとザレンレンバゼーの2人を配置し、押し込んでいく戦術を選んだという。

前半19分、ウォルフスブルクのマリが先制ゴールを奪ったかにみられたが、ビデオ判定の結果ノーゴールにとなった。直前のプレーでゲルハルトがハンドをしていた。

同31分、ハノーバーはベブーのセンタリングをマイナが左足ボレーシュートで合わせて先制。マイナは「思いっきりシュートに行った。うまく当たってくれた」とコメントしていた。

ウォルフスブルクはFWギンチェクがひざを痛めてハーフタイムで交代。ギンチェクは14年、16年と2度十字靱帯(じんたい)を断裂している。ギンチェクは「ナイフで刺されたような痛みを感じた。何かが壊れたようだ」と試合後に話した。

後半はウォルフスブルクが続けてチャンスを作り出すが、GKのファインセーブもあり、同点に追いつけない。ウォルフスブルク・ラバディア監督は「あれ以上のチャンスは作れない。負けた理由はそこだ。今日敗者としてここを去るなんて信じられない。消化するのが困難だ」とした。

ハノーバーは後半18分に得たPKをベブーが冷静に決めて点差を広げた。ウォルフスブルクも同37分にPKをベグホルストが決めたが、そこまでだった。

ハノーバーは今季2勝目。公式戦連敗を3で止めた。ブライテンライター監督は「選手の気持ちが熱くなっているのを感じた。いい感じで試合に入れた。苦しんだ時間帯もあった。選手は全力を出し、最終的に勝つに値する試合をした」と話していた。