「ドイツの皇帝」フランツ・ベッケンバウアー(73)の孫にあたるルカ・ベッケンバウアー(18)が、ハノーバーでトレーニングを開始したと、15日付の独紙ビルトが報じた。

ハノーバーは13日から多くのユース選手をトップチームの練習に参加させており、その中の1人がベッケンバウアーのお孫さんだという。ルカはハノーバーのU-19(19歳以下)チームでキャプテンを務めている。

ブライテンライター監督はルカについて「彼のことを他の選手と同じようにみている。名前が重要なのではない。彼もベッケンバウアーの孫としてではなく、ルカとして認知されたいと思っている」とコメントした。

ルカはトレーニングで、ポジショニングや競り合い、ビルドアップやロングパスなどで好プレーを披露したという。ブライテンライター監督からは「スペースがある時はもう少し落ち着いてドリブルを」と指示を受けたと伝えた。

今は国際Aマッチウイークでトップチームの多くの選手が代表選手としてチームから離れている。同監督は「代表週間はいいタイミングだ。若手選手にとっては自身をアピールするチャンスだ。プロ選手と一緒にトレーニングするのはいつでも特別なものだ」と話していた。