21日に現役引退を発表した、元コートジボワール代表FWディディエ・ドログバ(40)が、イングランド・プレミアリーグのチェルシーとスポンサー契約を結ぶ横浜ゴムのグローバルアンバサダーとして初来日し、26日に都内でイベントを開いた。

ドログバはイベント前に、日本のメディアの囲み取材に応じた。その中で、2014年のワールドカップ(W杯)ブラジル大会1次リーグで対戦し、前半16分にゴールを決められた、元日本代表のメルボルン・ビクトリーMF本田圭佑(32)が、カンボジア代表の実質的監督を務めることを引き合いに、引退後の進路はどうするか? と質問が飛んだ。

ドログバは「コーチになるには当然、資格が必要だが、今の段階では持っていない」と指導者ライセンスを取得していないと明かした。その上で「引退して最初の仕事が、チェルシーと横浜ゴムの親善大使の仕事で、大変満足している。その後、落ち着いたら時間をかけて、進路をじっくり考えて自分に合うものを選びたい。監督業、コーチをすると決めたなら、成功するためにあらゆる努力をしたい」と語った。【村上幸将】