DF冨安健洋、遠藤航、小池裕太、MF鎌田大地、関根貴大が所属するシントトロイデンが4部のマンデル・ユナイテッドに3-2で競り勝ち、準々決勝進出を決めた。

先発フル出場の鎌田が後半14分に先制点をアシストし、2-1とリードした後半40分にチーム3点目を挙げる1ゴール1アシストの活躍をみせた。また、遠藤と冨安もフル出場を果たした。

鎌田は2トップの一角としてフル出場し、前半から積極的にゴールを狙った。すると後半14分、右サイドからピンポイントで低く強いクロスを入れ、先制弾をアシストした。40分には左サイドでボールを受けると、中央へと切り込むドリブルでシュートコースを作り、チームの勝利を決定づけるゴールを決めた。

同じくフル出場の遠藤は前半は右のシャドー、後半はアンカーを務めた。右サイドのスペースに走り込んで攻撃の起点をつくるなど、攻撃的な姿勢もみせてチームをけん引。アンカーポジションに入ってからは中盤の競り合いで何度も相手からボールを奪い、ピンチの芽をつんだ。

試合後にチームが練習を行うことから、取材対応は遠藤を含む2選手のみだった。遠藤の主な一問一答は以下の通り。

-苦戦した試合だった

遠藤 ある程度、予想してました。監督も言ってましたし、みんなイメージもしてました。前半は相手がブロックを敷いて引いてきて、なかなか崩せなかったですが、後半にやっぱり空いてきて、結果的に3点取れたのは良かったです。失点は反省しないといけないですね。

-中盤での競り合いやパスアンドゴーなど、持ち味がでていた

遠藤 そうですね。前半はどっちかというと一列前でプレーした。ボリと(鎌田)大地、そしてロマン(ベズス)がいる中で、自分が前にポジションを取ると、ちょっと詰まり気味になるというか。監督もどっちかというと(自分に)落ちて受けてさばいてというのを役割として求めていたと思うのですが、(後半、アンカーとして)1つ落ちることによって自分の役割がハッキリしました。うしろのリスクマネジメントと、間でDFからボールを受けて前に速いボールを入れるとか、そういうのをやってました。個人的なプレーは悪くなかったと思います。

-ある首脳陣が、カップ戦を狙っているという発言をしていた

遠藤 みんなその気持ちでいると思います。チャンスはある。一発勝負なので、何が起こるか分かりませんし。逆に今日みたいなゲームで僕たちが負ける可能性もあった。一発勝負であることを考えながら、やっていたつもりです。大事なのは勝ったこと。次も難しい試合になると思う。一発勝負ならではの雰囲気もあります。しっかり準備して、僕もチャンスがあればしっかり自分の良さを出していければいいかなと思います。