ザルツブルクの日本代表FW南野拓実(23)がアウェーでのアドミラ戦に2トップの一角で先発したが、無得点に終わった。

前半20分、短いドリブルからスルーパスを送ったが味方には合わなかった。前半はボールタッチが少なく、パスも味方からほとんど出てこず。チーム全体の調子が良くないことも影響し、いい形でボールを受けることができなかった。

チームは2-2で引き分け。2試合連続先発の南野は後半34分に交代した。それでもここまでチームは17試合で14勝3分けの無敗。南野自身も「フラストレーションのたまる試合だったけど、チームとして何とか引き分けに持っていけたのは長いリーグ戦で非常に重要かなと思う」と前向きに捉えた。

すぐに切り替えるのも必要な技術の1つ。特に欧州へ渡ってからは「あまり引きずってもいられない」という。「やっぱり中2日とかでポンポン試合が続いていくので、あんまり引きずってても良くない」。

今年も公式戦残り2試合。既に首位での年越しが決まっているが、次の欧州リーグ・セルティック戦に向けて「照準を合わせていた。今年あと2試合、しっかり勝って終われるようにしたい」と引き締めた。