MF堂安律が所属する16位のフローニンゲンは、アウェーで9位のVVVと対戦した。試合はスコアレスドローで終了し、前節で今季4点目を決めた堂安はフル出場したが、2試合連続得点とはならなかった。

堂安は前半8分、右サイドからドリブルでエリア内に進入しシュートを放つ。同17分にはグラウンダーのクロスで決定機を演出するなど、見せ場を作った。同41分には、パスを受け右サイドを駆け上がったところを、DFプロメスの激しいタックルをくらう。このプレーでプロメスは一発レッドカードとなったが、VAR判定で覆りイエローカードと訂正された。

後半はVVVの猛攻をDF陣の踏ん張りでしのいだ。同アディショナルタイムには堂安がペナルティーエリア外中央でボールを受け、ドリブルでエリア内に持ち込み左からシュートを放ったが、枠を捉えられなかった。試合はそのまま終了。フローニンゲンはアウェーで貴重な勝ち点1を手にし、降格圏の16位から14位に浮上した。

試合後、堂安は「見ている人が楽しくなかった試合だったと思います」とコメント。VARで判定が覆ったシーンについては「完全にレッドだと思いますが、変わらないので仕方ないです」と話した。それでも、勝ち点1を得た結果に「我慢しながら勝ち点1を取れたというのは、長いリーグを見れば大きいと思いますし、こういうのは大きいと思います」と前を向いた。