MF乾貴士(30)が所属するベティスは勝利したが、乾はベンチ入りしたものの出番がなかった。

後半14分、MFロセルソがVAR判定で得たPKで先制すると、同31分にはDFシドネイが個人技でエリア内に持ち込んで右足を振り抜き、強烈な一撃で突き放した。

この勝利でチームは7位に浮上。乾は「ここで連勝できたのはデカイ。チームとしても上を狙っているチーム。上との差が今はあまりないので、すごく良い状況だと思う」と話した。

ただ、個人としては出番なしの状況。「正直今は、俺がやれるポジションがない。3-5-2でやっている以上、自分のやれるポジションというのは…。俺はインテリオール(サイドハーフ)でも、別にFWの一角でもいいんだけど、そこでは他の選手のがいいと思われているのでなかなかチャンスをもらえない。難しいですね」と厳しさを口にした。(山本孔一通信員)