8日にチェルシーの本拠地で行われたチェルシー-マンチェスター・シティー戦で人種差別的なやじを飛ばした4人が入場禁止処分となった。この件で処分を受けたファンの1人コリン・ウィングさん(60)がシーズンチケット資格と仕事を失ったと、11日に英紙ミラー電子版が報じた。

ウィングさんは「黒人野郎」と暴言を吐いていたと指摘されていたが、本人は「マンチェスター野郎」だったと反論、人種差別的発言ではないとしているという。チェルシーは警察に対する調査も最大限に協力すると声明を出したほか、人種差別的な言動があったサポーターには入場禁止を含む処分を科すと厳しい対応を見せた。「自分のした行動に恥ずかしく思っていますし、自分のしたことを悔いています。しかし、黒人野郎とは発言していません。マンチェスター野郎と言いました。自分自身をコントロールできませんでした。シーズンチケットも仕事も失い、みんなが望んだ結果になったのに、なぜ放っておいてくれないんでしょうか」とコメントした。クラブはさまざまな角度から映像を精査したほか、読唇術のエキスパートに暴言内容の解読を依頼していた。