CSKAモスクワFW西村拓真(22)が、敵地でレアル・マドリードに3-0で快勝するという歴史的な一戦でピッチに立った。

西村拓真は後半ロスタイムに投入されたが、その直後に終了の笛が鳴った。今回の欧州CL1次リーグでは、10月23日のローマ戦に続く2試合目の出場だが、どちらも後半ロスタイムでの出番だった。

試合後の西村の一問一答は次の通り。

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-試合終了後のロッカールームの雰囲気は?

西村 ヴィクトリアの結果を知らなかったので普通に喜んでいた。まあ、そんなに暗くはなかったんじゃないですか

-なかなか試合に入れなかった?

西村 あの時間帯に呼ばれるという段階。それが今の評価

-マドリードはBチームだったがチームのプレーについては?

西村 いや、同じ人間なんでそんな大きな差は自分が思っていたほど感じていない。足りていないところは見ていてあるなとは思った

-具体的にはどのへんが足りていない?

西村 全てですね。フィジカルだったり、スピードだったり、技術も含めていろいろあります

-試合に出るためには?

西村 全てを上げないといけない。スタメンは2試合あって、そこで結果も出していない。課題も見つかっている。そういう課題を向き合ってやっていけばそんなに差はないと思っている

-監督に見て欲しいところは?

西村 別に。ここでしゃべってもそんなに意味はない。監督が見てくれればいい

-監督からの注文は?

西村 いろんなことを言われている。足りていないところもすぐ素直に言ってくれるのですごく充実している

-どんなことを言われるのか?

西村 秘密です(笑)

-CLで得たものは?

西村 JリーグからCLに舞台が変わってスピード感だったり、フィジカルだったりがワンランク上。まずは近くで学べたこと、ピッチでは立っていないんですけど得られたものはありました

-僅かだがピッチに立ったりスタジアムの雰囲気など特別な思いはあったか?

西村 スタジアムはすごく立派。でも日本の環境のほうがいいと思う

-マドリードの選手を見ても特に緊張することなくできた?

西村 そうっすね。そういうのはないっすね

-モスクワでの生活はどうか?

西村 毎日充実している。次のキャンプが大切だと思っている。この半年はすごく我慢の連続だったけど、自分の中で価値のある時間だった 

-予想していた我慢か?

西村 予想よりは逆に下だけど、自分に足りないところだらけ。まずはオフを大事にしたい

-代表が発表されたが同世代は刺激になる?

西村 代表は常に目指している。代表で自信を持って活躍出来るようにまずはここで頑張っている。ここで活躍すれば代表でも活躍できる。間違いなく自分の中で成長は出来ている。このチームで出て活躍することが大事。その自信を得る作業が大事 

-来年の目標は?

西村 まだ決めていないです。代表は常に入りたい

-試合出場機会を増やすことが一番?

西村 それが一番。ずっと考えている。技術や体の部分も含めて日本でしっかりやりたい

(山本孔一通信員)