鹿島からフランス1部トゥールーズへ移籍したDF昌子源(26)が6日、クラブのホームスタジアムで入団会見を行った。

「ボンジュール。ジュマペール・ゲン・ショウジ。ジュ・スイ・トレ・フィエール・ドゥ・ジュエ・オ・テ・エフセ。メルシー」

日本語に訳すと「こんにちは、私の名前はゲン・ショウジです。TFC(トゥールーズのクラブ)でプレーできることを誇りに思っています。ありがとう」。第一声はフランス語であいさつした。

昌子は昨夏にも同クラブからオファーを受けていたが、鹿島からの慰留もあり実現せず。それでも冬に再度声をかけられ、海外志向のあった昌子の気持ちは決まった。いくつかの国のクラブからもオファーがあったことを明かしつつ「このクラブが1番熱心だったので、迷うことはなかったです」と話した。

チームメートからもあたたかく迎えられたという昌子。アフリカ系の選手に誘われ、いきなりアドリブでダンスを一緒に踊ったという。「名前で呼んでもらえたので、入りとしてはいい方なんじゃないかな」と笑顔を見せた。

鹿島の赤いイメージから、今度はトゥールーズの紫のユニホームに袖を通す。「このクラブで勝利に貢献できるようになりたいと思います。日本にいたときからですが、自分が出た試合でいいパフォーマンスはもちろん、チームを勝たせられる男になりたいと思っている」。力強い言葉で、新天地での活躍を誓った。