ナポリは、ポーランド代表FWミリクやイタリア代表FWインシーニェらの得点でサンプドリアに3-0と大勝し、引き分けに終わった首位ユベントスとの勝ち点差を9に縮めた。

中国への移籍報道が出ていたMFハムシクは後半24分に交代を告げられると、目に涙を浮かべながらユニホームに付いているナポリのマークを右手で握り、サポーターの声援に応えた。3日付の伊紙ガゼッタ・デロ・スポルトによると、中国スーパーリーグの大連への移籍がほぼ決定しており、移籍金は1500万ユーロ(約18億8000万円)+ボーナス。年俸は900万ユーロ(約11億3000万円)の3年契約だという。

アンチェロッティ監督は試合後にハムシクの移籍騒動に触れ「今後、交渉がどうなるかはわからないが、ハムシクは新たな経験をしたいと考えている。これまで彼がしたチームへの貢献を考えれば、どんなクラブでも強制的に残すことはできないだろう」と移籍の可能性が高いことを認めていた。

ハムシクはナポリで12シーズン過ごし、520試合に出場。当時のクラブ歴代最多得点者だった英雄マラドーナ(116得点)を上回る121得点を挙げ、出場試合数と得点数の両方でクラブ新記録を樹立していた。