フランス1部ナントは、カーディフに対して消息不明になったFWエミリアーノ・サラ(28)の移籍金を要求し、場合によっては法的手段に出ると、6日付の英BBC放送電子版など英国メディアが一斉に報じた。

サラを乗せた軽飛行機は先月21日、移籍するカーディフへ向けて出発したが、英領チャネル諸島付近で消息を絶っていた。その後、民間会社の捜索活動により機体の残骸と、身元不明ながら1人の遺体が発見された。

サラの移籍で両クラブは移籍金1500万ポンド(約21億9000万円)で合意していた。だが、今回の件もあり支払いはまだ行われていない。同選手をカーディフへ放出したナントは、500万ポンド(約7億3000万円)の支払いを早急に求めているという。

カーディフは、調査内容に納得ができるまで支払いを保留しており、移籍金は3年に渡って分割で支払われる予定だったと報じた。ナントは、10日以内に最初の支払いを受け取れない場合、法的な手段を取ることが予想されるという。移籍金に対して、保険がかけられていたがどうかは定かではないと伝えた。