レアル・マドリードが敵地でアトレチコ・マドリードを3-1で下し、2位に浮上した。

かつてアトレチコに所属し、今季からレアルに加入したGKクルトワにとっては古巣対戦となり、選手紹介の際はアトレチコのサポーターからこの日最大のブーイングを受けた。クルトワは「アトレチコには3年いたし、それを消すことはできない。自分はアトレチコに対して最大限のリスペクトを持っている。今日はダービーだし、普通の試合とは違うから」と敬意を持ったコメントを残している。

レアルのソラリ監督は試合後、「ワンダ(敵地)から勝ち点を持ち帰るためには完璧な試合をしないといけない。セットプレーの守備も良かったし、攻撃も良かった。アトレチコのようなとても強い、力のあるチームに勝てたことに満足している」と振り返った。さらに「最後までリーグ戦を戦い続ける。まだ戦いは終わっていない。今は2位だが、自分たちは戦い続けないといけない」と続けた。

DFセルヒオラモスはPK成功の場面を「喜んで責任ある役目をやらしてもらう。ハーフタイムを前にリードするという意味で重要な意味があった。今後もこういったチャンスがたくさんあり、得点できる流れが続くことを願っている」と話した。VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が何度も採用された件については「VARは判定の力になるためにあるし、時に気に入らなくても決定的なプレーの判定を待たないといけない。VARを使うことに自分は賛成だし、十分公平なものだ」とした。

(山本孔一通信員)