日本代表DF吉田麻也が所属するサウサンプトンが痛い敗戦を喫した。

前半は互いに好機なく突入した後半25分にカーディフに先制ゴールを許したが、後半ロスタイム1分に、途中出場のFWオースティンがファーポスト側に流し、詰めていたDFスティーブンスが右足で合わせて追いついた。だがその2分後に勝ち越しを許した。

リーグ戦連続無敗が5試合で途絶えたサウサンプトンは、他会場の結果もあって18位に転落。敵地での次節アーセナル戦を降格圏内で迎えることになった。ハーゼンヒュットル監督は、前節に続く後半ロスタイムの失点でポイントを落とした試合後、守備陣の入れ替えを示唆。アジア杯明けの初戦をベンチで終えた吉田の先発が予想される。

終了間際に勝ち越したカーディフは、前々日に飛行機事故による死亡が確認されたFWサラ選手への黙とうでキックオフを迎えた一戦をドラマチックに締めくくり、トップリーグでは実に1962年以来となる連勝で、降格圏外16位浮上にも成功した。【山中忍通信員】