シントトロイデンのFW木下康介が1-1の後半40分から移籍後初出場を果たし、同44分に決勝ゴールを挙げた。

ゴール前の混戦の中、後ろを向きながらヒールでボールを押し込んだ。デビュー戦初ゴールが決勝弾となり、チームは3連勝をマーク。シントトロイデンの日本人でデビュー戦ゴールは、遠藤、鎌田に次いで3人目となった。

木下 緊張はしましたが良い緊張感で入ることができて、ミスしてもどんどん挑戦していくというポジティブな雰囲気で臨めました。もちろんデビュー戦で点が取れたのはうれしいですし、それ以上にチームとして3ポイント取れたのでとても満足しています。セカンドボールがルーズボールになって、何かを起こそうと思って。後ろを向いていたので、かかとで打つしかなかったので、その後のセカンドボールが(自分に)当たったかは気が付かなくて、結果的に当たっていて良かったです。

東京都出身の木下は横浜FCユースから13年にフライブルクのU-19に加入。フライブルク2へ進み3年間で50試合14得点をマーク。16年は08ホンブルフに所属し、その後はハルムスタッズ(スウェーデン)で通算55試合16得点の成績を残した。日本代表はU-18、U-19に選出された。

木下 自分の強みは、高さはもちろん、もっと得意なのは裏に出たり、スピードを生かしたり、ハードワークできることだと思っています。(ベルギーリーグは)速くて高さもあるし、皆フィジカル的に高いと思います。スウェーデンと比べたら攻撃的にレベルが高いと感じます。自分のやれるベストを尽くしたい。

また、アジア杯からチームに合流したDF冨安健洋、MF鎌田大地はフル出場した。冨安は「先制してすぐ追いつかれてしまいましたけど、前半は特に悪いサッカーはしていないなと感じていましたし、後半になって相手のリズムになる時間もありましたが、諦めず全員で勝ち点3を取ることができて本当にうれしかったです。1試合1試合集中を切らさずやりたい」と話した。