ドルトムントのファブレ監督は、9日のホッフェンハイム戦をインフルエンザで自宅観戦していたが携帯電話で指示を出していたと、10日付の独紙ビルトが報じた。

インフルエンザにより、ベンチ入りしなかったファブレ監督は、自宅から試合をテレビ観戦した。ハーフタイムにはアシスタントコーチのテルツィック氏と電話をして指示を出したという。

後半30分の失点で3-1となった直後にも、スタンドから試合を分析するビデオ・アナリストのアヤル氏に電話。同氏が無線でベンチにいるコーチング・スタッフに伝言した。テルツィック氏は「やっていることはいつもと同じだった。ただ、彼と直接のやりとりがないだけで」と、自宅にいるファブレ監督から指示があったことを明かした。

相手がロングボールで攻撃を仕掛けて苦しんでいると感じたファブレ監督は、MFゲッツェに代えてDFトプラクを入れることを指示した。だが、この後退直後の後半38分に失点して1点差とされると、4分後にゴールを許した。

病欠にも自宅から電話で指示を出したファブレ監督だが、まさかの3失点で同点に追いつかれ、執念の采配が実らなかった。