12日に欧州CL決勝トーナメント1回戦第1戦のパリサンジェルマン戦に挑むマンチェスターUのスールシャール暫定監督は、9日のフラム戦でフランス代表MFポグバを起用したことについて「全員にこの試合を真剣に勝ちに行っている」ことを示すためだったと、試合後の会見で明かした。

スールシャール暫定監督は9日の19位フラム戦に、中2日でパリサンジェルマンとの大一番が控えていることを考慮してレギュラーのラッシュフォードとリンガードのFW2人と、リンデロフ、ヤングのDF2人の計4人を休ませた。出ずっぱりのMFポグバも休ませるか悩んでいたという。「私は自分に問わなければいけなかった。12日に大きな試合が控えている中で、彼を使うべきかどうかをね」と考えた結果、「ポール(ポグバ)を起用することで、全員にこの試合を真剣に勝ちに行っているということが伝わったと思う」と起用した理由を明かした。

2得点と結果を出し、指揮官の期待に応えたポグバについて「プレーを楽しんでいる。そして非常に良い状態だ」と絶賛した。

この勝利で、暫定監督就任後、11試合で10勝1分けと無敗を維持。暫定ながら来季の欧州CL出場権が得られる4位に浮上した。勝率9割1分と驚異的な結果を残しているが「(この結果は)想像できていたよ。能力の高い選手がいるのだからね。我々は必ず試合に勝てると自信を持って戦わないといけない」とコメント。選手たちの力を疑うことはなかったという。

今後は、欧州CLで優勝候補のパリサンジェルマン、FA杯では強豪チェルシー、リーグ戦では首位リバプール戦と、ビッグマッチ3連戦を「楽しみな試合」と表現した。「やれることをすべてやらなければいけない。他のチームによって何かを変えるわけにはいかないよ。これからも今のプレーを続けるだけだ」と力を込めた。