1月4日にACミランに加入したブラジル人MFパケタ(21)が、8日に起きた古巣フラメンゴ(ブラジル)のアカデミーの火災で亡くなった犠牲者の家族らに対し「大きなパワーを送りたい」と話した。11日付の伊紙ガゼッタ・デロ・スポルトが報じた。

9日に行われたホームのカリャリ戦に先発し、2-0の後半17分に得点を挙げて、リーグ戦4試合目にして待望の初得点を記録した。だが、試合後はフラメンゴの火災が起きたばかりということもあり「今はとても複雑な思いだ」と心境を吐露。「ミランでプレーしてゴールできたことは夢のようだが、僕はあの環境に12年以上いた」と話した。

さらに「彼らのサッカー選手になりたいという夢が打ち砕かれたのは、説明しがたいこと」と同じアカデミー出身で亡くなった10人の子どもたちを思いやり、「犠牲者の家族や友人たちに、大きなパワーを送りたい」と今後の活躍で勇気を届けることを誓った。