昨年末にマンチェスター・ユナイテッドの監督を退任したジョゼ・モウリーニョ氏(56)は、これまでの契約解除金として計6250万ポンド(約91億4000万円)を受け取っていたと、15日付の英紙サン電子版が報じた。

同電子版は、モウリーニョ氏が昨季までアーセナルを指揮していたベンゲル氏のことを『失敗の専門家』とやゆしたことに触れ、違約金を受け取った金額を見たら自らの失敗に気がつくかもしれないと伝えた。

マンチェスターUは14日、財務記録を公開。モウリーニョ氏と、ともに解任されたスタッフを含め、違約金として計1960万ポンド(約28億7000万円)が支払われていることが分かった。同氏には、1500万ポンド(約21億9000万円)支払われたという。

モウリーニョ氏は、過去4度解任されたが、その度に多額の違約金を受け取ってきた。07年にチェルシーを最初に解雇された際に1800万ポンド(約26億3000万円)、13年のレアル・マドリードでは1700万ポンド(約24億9000万円)、チェルシーで2度目の解雇時は1250万ポンド(約18億30000万円)が支払われてきた。