アウェーで行われた15日のアウクスブルク戦に3-2と勝利したものの、Bミュンヘンのニコ・コバチ監督は、欧州CLリバプール戦に向けて「すべての面で向上しないといけない」と、チームに警報を鳴らした。16日付の独紙ビルトが報じた。

アウクスブルク戦では、ブンデスリーガ史上最速となる開始13秒で失点など、勝利したが2度のリードを許す苦しい展開だった。

試合後にコバチはリバープール戦に向けて「何を改善しないといけないか」との質問に「すべてだ」と、大きな口調で答えた。スタメンをいろいろと変えているが、守備の問題はいまだに改善されない。19年に入り公式戦全6試合で失点を喫し、リーグではすでに26失点。昨シーズンは34試合で28失点と、22試合終了時で昨季の総失点数にあと2と迫っている。

19日には、サラーやマネ、フィルミノというプレミアリーグ最強のトリオを擁するリバプールが相手。主将のGKノイアーはアウクスブルク戦で親指の負傷から復帰したが、開始早々に得点を献上するなど2失点したことに触れ「(今回の)失点は信じられない。このパフォーマンスではリバプールを抑えることは難しい。リバプールは強力な攻撃力を誇るチームだ。もっと良いポジションを取らないと」と、自身のパフォーマンス向上が必須だと口にした。