インテルミラノに所属するマウロ・イカルディ(25)のワンダ夫人は、車で運転中に石を投げつけられたと、17日付の伊紙ガゼッタ・デロ・スポルトが報じた。

過激な発言で多くの敵がいるワンダ夫人は先日、イカルディがクラブの主将を剥奪された原因を作ったと同選手の妹イバナさんに暴露されていた。

ワンダ夫人は子どもたちを乗せて、サンシーロ・スタジアム周辺を運転している際、何者かに石を投げつけられたという。幸い、全員車の中にいたためけが人はでなかった。だが、同夫人はここ数日、誰かに後を付けられていることを明かしており、今回の事件でひどくショックを受けていると報じた。

イカルディは、欧州リーグ1回戦第1戦のラピッド・ウィーン戦(14日)の遠征メンバーに入っていたものの、チームへの同行を拒否。17日のサンプドリア戦でも膝の痛みを主張して招集されていない。同行拒否についてアウジリオ技術部長は「当初、遠征メンバーに入っていたのだから、フィジカル的に問題はなかったはずだ」と負傷の話しがなかったことを明かし、不信感を募らせていた。

またしてもメンバーから外れたイカルディにスパレッティ監督は「現在のところ、イカルディはプレーできるコンディションにはない。だから招集しなかった。残念だ」とコメント。騒ぎを大きくしないために話した可能性もある。

さらに「この決断はイカルディに対する制裁ではなく、チームを重視してのことだ」と話し、ラピッド・ウィーン戦での招集拒否の罰ではないと主張した。今後の起用法について「これはイカルディ本人にも言ってある。彼がインテルにいる限り、私は彼を使っていく」と話した。