17日に行われたイタリア3部リーグの試合で、マッサージ師が試合に出場するなど0-20と大差の試合となり、イタリアのプロサッカー史上最多得点差の記録となった。

プロ・ピアチェンツァは、アウェーでクネオ戦で0-20の大敗を喫した。先発したのがわずか7人。給料未払いにより選手が集まらず、さらに身分証明書を持っていない選手がいたという。急きょ、39歳のマッサージ師を呼び寄せて規定の最低人数となる7人をかき集めた。

だが、出場7人に対して相手は11人。前半だけで0-16と、サッカーとは思えない得点差になった。後半には身分証明書が見つかり、マッサージ師と交代してピッチに入るも、最終スコアは0-20と、イタリアのプロ史上多得点差の記録となった。また、この試合でハットトリックを記録した選手は4人。最多得点はカニスの6得点で、計7人がゴールを挙げた。

この結果にイタリアのプロ連盟は、結果を認めるかどうかを審議する必要があると表明した。

過去の得点差記録は、セリエAでは1947-48年シーズンのトリノ-アレッサンドリア戦で10-0。イタリア2部では1950-51年シーズンのブレシア-アンコーナ戦で12-0となっている。