ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(34)を擁するユベントス(イタリア)が、後半セットプレーからの2発でアトレチコ・マドリード(スペイン)に屈した。

ロナウドは前半8分、ゴールまで35メートルの位置からのFK、ゴールを狙うには遠目の位置だったが右足から放たれた強烈な一発は、枠内に向かって一直線に飛んだが、GKオブラクの好守に阻まれた。この試合の主役と目されたロナウドだが、見せ場はそのFKくらいだった。

試合中にヤジられると、Aマドリードのサポーターに向けて手のひらを広げて見せ、自分は5つのCLタイトルを獲得しているが、Aマドリードはゼロだとスタンドに向けて挑発した。

その挑発的な姿勢はミックスゾーンでも続いた。

「イライラしているか」という記者の質問に足を止めることなく「サッカーでは起きることだ」と試合結果についてコメントし、再び手のひらを広げて見せて「自分は5つのCLを手にしたがアトレティコはゼロだ」と歩きながら答え、去っていった。(山本孔一通信員)