フローニンゲンMF堂安律(20)は好調をキープしながらも、無得点に終わった。

アジア杯から合流後、3試合連続フル出場。前半38分に相手DF3人に囲まれながら強引に右足シュートを放つなど、好機を演出した。4本のシュートは決まらなかったが、攻守にフル稼働。後半18分からは2トップの一角を担った。

堂安は「攻撃陣に問題がある。(守備陣が)0点に抑えてくれたので(自分がゴールを)取りたかった」と悔やんだ。ブロックを組んで守ってきた相手に苦戦。「NACが5バックだったので、どうしても(最終ラインは)相手の方が人数が多かったし、そこが課題」と、改善点を挙げた。

この日も得意のドリブルは健在。だが、最後のシュートで精彩を欠いた。「決定力のなさが今日の試合に出た」。バイス監督からは得点力を買われ、定位置の右MFだけでなく、2トップも務めた。「右サイドだとゴールから遠いけど、ボールに絡める。(アジア杯から)帰ってきて3試合。今年はなかなか点が取れていないので、少し(ゴールの)感覚が遠ざかっているけど、体のキレは悪くない。ここから」と力を込めた。