トルコ1部ベシクタシュに期限付き移籍中のMF香川真司(29)は、クラブの月刊誌のインタビューで、地元の人に冗談を言って驚かせたことを明かした。

トルコに移籍して1カ月がたち、新たな生活を満喫出来ているという。現在は、ハマムという大理石を温めたスチームバスにはまっている。日本でも美容や疲労回復にいいとして話題になっている。

香川はオフの日について「買い物に出かけるのが結構好きで、よく外出しています」と外に出て気分転換をするという。ハマムに行った時、トルコ人から「日本人か?」と話しかけられ「そうだよ」と答えたら「日本人は、とても勤勉でまじめな仕事をする」と日本人は好印象だと褒められた。

ここまでは普通の会話だがその後に「最近、ベシクタシュに日本人が移籍してきたが、知っているかい」とまさかの質問が飛んできた。知らないのか、気づいてないのか定かではないが香川は「良いサッカー選手みたいですね」と答えてその場を去った。だが、うそを突き通せず、ハマムから出るときに「そのサッカー選手は、『僕です』と言いました」と明かして驚かせたという。

途中出場から2得点を挙げたアンタルヤスポルとのデビュー戦について「まったく想像していなかった」と振り返り「自ら望んで、必ず成功するためにきた。サポーターの期待を常に感じています。その期待に応えるため、チームの勝利に貢献するため、プレーに集中したいと思います」と語った。

日本でも注目され、トルコリーグが放送されるようになった。「日本の皆さんにベシクタシュというチームを知ってもらえるいいきっかけになった」とコメント。「今後も、多くの日本人選手がここでプレーすることを期待しています。そのためにも自分は重要な役割を担っていると思います」。日本人の将来のためにも覚悟を持って戦うことを誓った。【オルムシュ由香通信員】