フランクフルトのMF長谷部誠(35)と、2日に対戦したホッフェンハイムのナーゲルスマン監督の間にいざこざがあったと、3日付ビルト紙が報じた。

後半ロスタイムにフランクフルトがFWパシエンシアのヘディングシュートで逆転勝利を飾ったが、試合直後にナーゲルスマン監督は長谷部に詰め寄るシーンがあった。

発端は、後半36分に、ホッフェンハイムMFアミリが足をけいれんして治療を受けている際に、長谷部が審判に激しいジェスチャーで詰め寄っていたことだという。また決勝ゴールが決まった後、ホッフェンハイムのベンチ前で挑発的に喜んだと、ビルト紙は報じている。

ナーゲルスマン監督は、テレビインタビューで「長谷部のふるまいに問題があった」と批判した。ホッフェンハイムチームマネジャーのローゼン氏は「我々のメディカルスタッフを侮辱した。そして3-2となった時に彼が何をしたのか見ただろう」と激怒した。

フランクフルトのヒュッター監督は試合後の記者会見で「長谷部誠を知っている人ならば、彼が完全なトッププロだというのを知っている。もしそうしたことがあったのならば、私が謝罪をしたい。サッカーに感情はつきものだ」と長谷部のことをかばっていた。

ちなみにナーゲルスマン監督は試合前に、キッカー誌のインタビューに対して「長谷部は本当に素晴らしい選手」と称賛していた。

(中野吉之伴通信員)