トルコ1部ベシクタシュに所属するMF香川真司(29)に対して、来季の新監督候補の1人が「移籍金が高額でなければ、完全移籍を希望したい」とのリポートを提出したと、4日付のトルコ・サバハ紙が報じた。

指揮しているギュネシュ監督は、今季終了後にトルコ代表監督への就任が発表されている。ベシクタシュの経営陣は、新監督候補に来季へ向けてのチーム編成リポートを提出させたという。

候補の中でも、現在テクニカル・コーチを務めているグティ氏の昇格が有力視されている。同氏のリポートでは香川の評価について「技術の高い選手。困難な局面に陥った際に、チームを救える力がある」と絶賛している。さらに「移籍金が高額でなければ、完全移籍を希望したい」と記載。今季終了までの期限付き移籍で加入している香川の完全移籍を希望したと報じた。

また、香川と同じトップ下を主戦場とするセルビア代表MFリャイッチについても「ジョーカーであり、左サイドもこなせる。必ず完全移籍させるべきだ」と、所有権を持っているトリノからの買い取りを主張。一方で、ポルトガル代表としてW杯ロシア大会でゴールを挙げたMFクアレスマについては「必ず放出すべきだ」と厳しい評価が下されていた。【オルムシュ由香通信員】