ドイツ1部ブレーメンのMFマキシミリアン・エッゲシュタイン(22)がドルトムントの補強リストに入っていると11日付ビルト紙が報じた。

若いころから将来性を高く評価されていたM・エッゲシュタインは、今季ついにその才能を開花させている。ブレーメンにおいて、すでに欠かすことができない主力に成長。その才能を他クラブも放っておくつもりはない。ビルト紙の情報によると、ドルトムントの補強リストに名前があり、来夏での補強を画策しているという。

M・エッゲシュタインは、ビルト紙のインタビューに対してトップクラブでプレーする可能性について「その自信はある」と答えていたことがあった。だが、ドルトムントの中盤はビッチェル、デレネイ、ダフート、バイグルとポジション争いが激しいため、現時点ではブレーメンでの契約延長の可能性が高そう。所属するブレーメンには、弟のヨハネス・エッゲシュタインがいる上、フロリアン・コーフェルト監督という絶対的な理解者もいる。

とはいえ、すでに移籍市場で2500万ユーロ(約31億2500万円)という高値つくほど評価されている選手だけに、今後長期間にわたってブレーメンでプレーし続けることは考えにくい。

現行の契約では20年に「固定違約金」で移籍できるため、チームマネージャーのフランク・バウマンが年俸の大幅アップなど数カ月前から契約延長交渉を続けている。だが、まだ合意には至っていない。M・エッゲシュタインはどんな決断をするのか。1、2カ月のうちに去就ははっきりするとみられている。

(中野吉之伴通信員)