ドイツ代表のヨアヒム・レーウ監督は15日、セルビア戦(20日=国際親善試合)と、オランダ戦(24日=欧州選手権予選)のメンバー23人を発表し、事実上の代表追放となったバイエルン・ミュンヘンFWミュラーとDFフンメルス、DFボアテングの3人を外した。

2014年W杯ブラジル大会優勝メンバー3人を外し、チームの若返りを公言していたレーウ監督だが、GKノイアー(Bミュンヘン)やクロース(Rマドリード)らはメンバーに入れた。ノイアー招集について「ノイアーは現時点で我々の守護神であり、今もそうだ。我々のキャプテンでもある。だがノイアーは彼のパフォーマンスを引き出さなければならない。どのポジションにもポジション争いはある」とコメント、バルセロナで活躍しているGKテアシュテーゲンにもチャンスを与えることを約束した。

さらに「若手選手を成長させたい」とDFシュタルク(23=ヘルタ)、DFクロスターマン(22=ライプチヒ)、MFエッゲシュタイン(22=ブレーメン)の若手3人を初招集した。

一方で記者会見では何度もミュラー、フンメルス、ボアテング外しに関する質問が続き、少しイラっとするシーンもあったという。新生ドイツ代表がどんなサッカーを見せるのか、どんな将来性を感じさせてくれるのか。セルビア、オランダ戦に注目が集まる。

(中野吉之伴通信員)