シントトロイデンのMF関根貴大(23)は、今季3試合目の出場を果たした。

0-2の後半18分から投入され「自分が何かをしなければいけないと感じてました。自分はドリブルが持ち味なので、そこで流れを変えることが出来ればと思っていた」と、意気込んでピッチに入った。

結果は無得点に終わった。だが、積極的な姿勢は見せられた。「こういう日のために自分なりに準備してきて、このようなチャンスが来て、試合に出られたということは、自分が頑張ってきた証だと思います。そこにかんしては悔いはないです」。8試合ぶりの試合に充実感をにじませた。

今季から加入したシントトロイデンでは、昨年9月1日のオーステンデ戦に後半38分から出場してデビューを果たした。だが、試合中に左足を負傷。涙を流しながらピッチを後にした。長期離脱から復帰したのは、1月18日のゲンク戦。約4カ月半ぶりの試合で、いきなり先発のチャンスをつかんだ。だが、結果は出ず。その後はベンチ入りするも試合に出られなない日々が続いた。

リーグ最終節で、出場はわずか3試合。負傷があったとはいえ、予想以上に苦しんだはずだ。それでも「自分にとって、どういうシーズンになるかはわからない」と言った。「下位プレーオフで自分の結果を出せるように頑張っていきたいと思います」と、まだシーズンは終わっていないと話し、巻き返しを誓った。

初の海外移籍となったドイツ2部インゴルシュタットでは1試合の出場にとどまり、日本を離れてからは活躍できていない。だが、まだ23歳。浦和に在籍していた17年、Jリーグ最優秀ゴール賞を受賞した、広島戦の6人抜きゴールの時のような輝きをふたたび目指して戦い続ける。