ブレーメンのFW大迫勇也(28)がレギュラーポジションを失ってしまったと、21日付ベーザークリア紙が報じていた。

約3カ月前のライプチヒ戦では途中出場から貴重な同点ゴールをマークした大迫だが、それ以来ブレーメンで出場はしていない。日本代表のアジア杯から戻った後、背中痛の影響で7試合連続メンバー外。2月中旬からチーム練習に復帰しているものの、コンディションはまだ十分ではない。いつごろメンバー入りできるか不明なままだ。

今回の代表中断期間中はブレーメンで過ごしている大迫について、チームマネジャーのフランク・バウマンは「今週大迫は個別メニューでトレーニングする。復帰の目標としているのはマインツ戦(30日)だ」と語っていた。ただ「間に合うと思うし、祈っているが、長期離脱していたことを考慮しなければならない」と明言は避けている。

攻撃陣が好調なだけに、ポジション獲得は難しいかもしれないが、フロリアン・コーフェルト監督は「シーズンのラストスパートに勇也は間違いなく必要になる」と期待を寄せていた。 他のオフェンシブな選手とはタイプが異なり、幅広く対応することができるだけではなく得点力も高い大迫。シーズン終盤にはチームを救う活躍を見せてくれるはずだ。

(中野吉之伴通信員)