ニュルンベルクのショーマース監督が、所属するFW久保裕也(25)のパフォーマンスについて「良いか悪いかでいうと、悪い」と話した。25日付の独紙ニュルンベルガーツァイトゥングが報じた。

久保は、12月にケルナー前監督の後任として就任したショーマーズ監督が体制となって以降、ここ5試合連続で先発するなどレギュラーとしてプレーしている。だが、結果は得点とアシストを記録できていない。この状況に「良いか悪いかでいうと、悪い方に見られている。久保には信頼が必要だ。何試合か続けてプレーすることが大事」と使い続けることで改善するだろうと指摘した。

また、「彼のような素晴らしいテクニックのある選手が、わざと間違ったプレーをしたりはしない。我々は彼をまた、元のレベルに戻すためにトライしなければならない」と、久保の再生に自信を見せた。

現在、最下位に沈むニュルンベルクはリーグ戦ここ20試合未勝利中(5分け15敗)。2部リーグ3位との入れ替え戦に回る16位シュツットガルトとの勝ち点差7を残り試合8試合でひっくり返すのは厳しい状況まで追い込まれている。それでもチーム一丸となってわずかな可能性に向けて戦っていく。監督の信頼を力に変えた久保がそのきっかけを作り出したい。(中野吉之伴通信員)