ポジション別の移籍金最高額で結成したベストイレブンを組むと、総額11億ポンド(約1650億円)になると、29日付の英紙サン電子版が報じた。

移籍した選手が対象のため、バルセロナ一筋のFWメッシは含まれていない。

同電子版は、布陣を3-4-3に設定した。GKは今季ビルバオからチェルシーに移籍金は7160万ポンド(約107億円)で加入したケパとなった。

DF陣は、17-18年シーズンの冬の移籍市場でDF吉田とともにプレーしたサウサンプトンからリバプールに加入したファンダイクで同7500万ポンド(約113億円)でトップとなった。

また、同時期にビルバオからマンチェスター・シティ-へ移籍したラポルテは、同5700万ポンド(約85億5000万円)。27日に来季からのバイエルン・ミュンヘンへ加入が発表されたアトレチコ・マドリードDFエルナンデスが、同6800万ポンド(約102億円)で入り、3人の移籍金合計で300億円オーバーとなった。

MF陣からは移籍金1億ポンド(約150億円)を突破した選手が出てくる。今季からバルセロナに加入したコウチーニョは、リバプールから同1億4500万ポンド(約218億円)で移籍した。16年夏にユベントスからマンチェスター・ユナイテッドに復帰したポグバは、当時の最高額を更新する8900万ポンド(約134億円)が名を連ねた。

他の2人、来季からバルセロナに加入することが決定しているアヤックスに所属するデヨングで6540万ポンド(約98億1000万円)と、ブレークしたW杯(ワールドカップ)ブラジル大会後にモナコからRマドリードへ移籍したロドリゲス(現Bミュンヘン)の6300万ポンド(94億5000万円)が入った。4人合計の移籍金は約540億円以上になった。

FWは、予想どおりの3人になった。09年夏にマンチェスターUからRマドリードに当時の世界最高額の移籍金9900万ポンド(約149億円)をたたき出したロナウド(現ユベントス)が入った。17年夏に物議を醸したネイマールもランクイン。バルセロナからパリサンジェルマンに移籍した際に発生した金額は、驚愕(きょうがく)の1億9800万ポンド(約297億円)で、ぶっちぎりの歴代最高額の移籍金となった。

3人目はネイマールと同時期に加入した(1年目は期限付き移籍で、移籍金が発生したのは翌シーズン)エムバペ。移籍金はネイマールに次ぐ第2位の162億ポンド(約243億円)で、3人合計は約690億円。4人のMF陣よりも150億円近く上回った。

 

最高額ベストイレブン

▽GK 

ケパ 7160万ポンド(約107億円)

▽DF

ファンダイク 7500万ポンド(約113億円)

エルナンデス 6800万ポンド(約102億円)

▽MF

コウチーニョ 1億4500万ポンド(約218億円)

ポグバ 8900万ポンド(約134億円)

デヨング 6540万ポンド(約98億1000万円)

ロドリゲス 6300万ポンド(94億5000万円)

▽FW

ロナウド 9900万ポンド(約149億円)

ネイマール 1億9800万ポンド(約297億円)

エムバペ 1億6200ポンド(約243億円)